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地獄篇 第四歌 洗礼を受けていない罪 [アート 文学 宗教]

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 G・ドレ 神曲 地獄篇 第4歌 

 この場面は、キリスト教の信仰を持たなかった人々の住む地獄である。

 雷鳴で目を覚ましたダンテにヴェルギリウスは言う。

「この下界にいる人たちの苦悶を思うと、私の顔に憐れみの色が浮かぶのだ。それをおまえは恐怖と勘違いしているが・・・急ごう。」

 そこは、辺獄(リンポ)というところで、そこにいる人々は、先ほどの人とは違い、ため息をついていたが声を上げて泣くことはなく、悲しみはあっても拷問や責めはなかった。

「彼らは罪を犯したのではない。徳のある人々かも知れぬ。だがそれでは不足なのだ。洗礼を受けてないのだ・・・」

「実は自分もその一人だ。こうした落度のために私たちは破滅した。他に罪は無いのだが・・・」

とヴェルギリウスは言った。

さて、この場面、どう思われます?
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