SSブログ

あいちトリエンナーレ2019 1 [アート 現代美術]

 少し前の話になりますが、今から三年前に「あいちトリエンナーレ2019」が開催されました。

  私はその頃、すでに「現代美術」からは距離を取って「天井画・壁画 Panのそら」という工房を立ち上げてやっていました。
 芸大の一件以来、何とか画家としての自分の答を「天井画」の世界に見出していましたが、「現代美術」のことは頭から離れず、何かこれはおかしいと思っていました。

 さて、その「あいちトリエンナーレ2019」で展示された「平和の少女」像などを巡って展覧会は紛糾、いったんは中止された展示が再び再開されたり、名古屋市や国が補助金を見合わせると言って、愛知県知事と名古屋市長のケンカにまで発展する騒動となったことはまだ記憶に新しい事件でした。

9.jpg

 いわゆる「炎上」した展覧会ですが、この「平和の少女像」による「表現の不自由展」は、「炎上商法」としては成功しました。入場者数は60万人を超え過去最高となりました。

 これは地方の美術展としては異例の全国規模の注目を集めましたが、「現代美術」としてはやりすぎてしまって「悪魔が尻尾を出した」ように見えました。

 芸術監督の津田大介さんがそこに「慰安婦問題」を持ち出したことで

 「現代美術」って、何かおかしいんじゃないか?

 と一般の人も感じることになりました。
 それは逆説的ですがあいちトリエンナーレの一つの功績かも知れません。
 この事件は、案外のちの世の美術史に残る事件のような気がします。



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。