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あいちトリエンナーレ2019 2 [アート 現代美術]

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 それまでは、「現代美術」は、《美術界の中の問題》でした。それがテレビを通してお茶の間に飛び込んできたのです。
 これはショックなことでしたが、自分にも何か突き付けられたような気がしました。

「なぜこうゆうことになったのか」

 私は一人の美術関係者として、画家として自分なりの見解をまとめる必要があると感じました。
 かと言って「あいちトリエンナーレ」のような「現代美術」系の展覧会と私はすでに接点はありません。誰かから意見を求められているわけでもなく、それを言うべき公的な立場もありません。
 美術大学の講師もやめて久しいです。

 しかしこの「現代美術」の問題は、長年私の心を悩ませていて、それに対する自分としての答えは出していましたが、それを今もう少し整理する必要も感じました。

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 それは「あいちトリエンナーレ」を非難することが目的ではありません。かと言って擁護することは難しく、また論文のようなきちっとした検証でもありません。

 私が美大で教えていた時にも「才能がある多くの画学生が、『現代美術』を前にして次々と絵をやめて行く」姿を数多く目にして《何とも言えない無力感》を感じていたのは事実です。

 「でもしょせん他人事。あれはまっとうな『美術』ではないし、好きな人たちが好きにやったらいいんじゃないか。」

と思って関わり合いを避けて来たのは事実です。しかしどうしても無関心ではいられないのです。

 「どうしてそんなに気になるのだろう?自分はもうそこからは離れた筈なのに・・・。」

 それは私は「美術」を愛しているからだということがだんだん分かってきました。愛している美術がおかしくなっていることをほっておけないのです。






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