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あの世はあるのか? [アート 文学 宗教]

今、「神曲」を、読んでみると、
「面白い」「怖い」「あの世って本当にあるのかなあ?」「ぜひ天国に行かなきゃ!」
という感じと共に、
「もしこれが本当だったら、なぜ学校でちゃんと教えてくれないのか?」「世のえらい先生の中には、『あの世はない。人間は死んだら灰になっておしまい』と言っている人もいる。いったいどっちなんだ。」
という疑問も生じるはずだ。

 本当はいったいどっちなんだ!?
 世の大人は、ここのところをちゃんと知らなければ、子供を正しく育てる事が出来ないだろう。
 同じように、画家も、ここのところを知らなくては、正しい絵は描けないはずだ。

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ハンス・メムリンク 最後の審判

 このハンス・メムリンクの絵は、天国と地獄が右と左に明確に分けられている。
 分けすぎではないか?と思えるくらいはっきり分けている。
 問題は、この世界観が本物なのか?ということだろう。

 ところで、真ん中の人は誰?
 日本ならさしづめ閻魔大王だが・・・

lastjud3[1]s.jpg
lastjud1[1]s.jpg
フラ・アンジェリコ 最後の審判

 先ほどの真ん中の人物はミカエルらしい。次の絵ではイエス・キリストが中央に座っている。

 このあたりの情景が、本当に天国にこのままあることを信じられるか?と聞かれたら、現代人は100%のYes とも、100%のNo とも言えないところだろうと思う。


ハンス・メムリンク(Hans Memling, 1430年/1440年頃 - 1494年)は、15世紀フランドルの画家。ヤン・ファン・エイク、ロヒール・ファン・デル・ウェイデンに続く世代の北方絵画を代表する画家である。宗教的な主題を、華麗な色彩と、北方絵画特有の細部までゆるがせにしない徹底した写実表現をもって描いた。

フラ・アンジェリコ (Fra Angelico  1400(1398)-1455) 15世紀前半のフィレンツェを代表する画家である。フラ・アンジェリコ(天使のような修道士)という通称のとおり、その作品は清らかで深い精神性に満ちている。「受胎告知」をはじめとして、多くの天使の絵を残した。






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