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「神曲2010」展 作品の一部公開 [政治 宗教 天変地異 天照大神]

今、制作中の「神曲2010」展に出品する作品の一部を少し公開します。 神曲2010小川A.jpg 作品は、この春描いたもので、夏まえに加筆しながら、進めています。
地獄をイメージしたものですが、それほど寒気がする怖さではないと思います。
10月の個展で、「神曲2010」展の宣伝もかねて、発表する可能性もあります。







 (2020-12-08 追記) この絵は、2010年の5月頃に描いた。
 その時、その年の秋に「神曲2010」展をやることが決まっていたので、そのメインになる作品の制作に取り掛かっていた。あるイメージが繰り返し強く浮かんで来て、その絵を描きたいという気持ちが強かったことを思い出す。
 そのイメージとは、渦巻く水の中に人が洗濯機の中でぐるぐると廻っているようなイメージで、何故そんなイメージが浮かぶのか良く分からなかった。
 しかし、その絵を早く描きたいという気持ちがあって描き始めた。
 その絵は、その年の秋の「神曲2010」展の名古屋市市政資料館で展示されたが、絵の意味は分からなかった。
 その後、中国の漁船が、海上保安庁の船に体当たりするという事件が起きた。僕はその時、「水や海に関係があるから、それかな?」と思ったが、今一つしっくり来ないまま、神曲展のことは次第に忘れ、2011年になった。
   2011年の3月11日に、あの大きな東日本大震災が起きた。
 僕は、新名神高速を車で走っていたので地震は感じなかったが、名古屋地方でも揺れは感じたらしい。その後は、日本中がそのことで大騒動となり、僕も連日テレビにくぎ付けとなり、福島原発の経過を見守っていた。
 しかし、月日がたち震災のことも、次第に遠ざかってふだんの日常が戻ってきた頃、ふと「あの絵はこの震災の津波を描いたのではなかったか」という思いが心をよぎった。

 津波に飲まれて、水中で翻弄されている人々のイメージ。まさにそれがあの絵の左側で描かれている内容だった。それは予言的な絵であるが、本人が描きたかったかどうかと言うと、描きたいという気持ちもあるが、不思議な何かに突き動かされているように描いていた。それは正直な気持ちだ。でも何故それを描きたいのか?は全く分からなかったし、もしそれが「東日本大震災の津波に飲み込まれている絵」だと分かっていたら、描きたいというより、ブレーキが掛かると思う。それでも、その時はそれが何の絵なのか、何のイメージなのか知る由もないので、ただ素直にその絵を描きたいという感情に従っていた。
 そしてそれが何の絵なのかという事は、本当は分からない。ただ自分の中では震災が起きる約1年前に、そのような大惨事が起きる事を予言した絵だという思いが強い。

 もちろん震災で亡くなられた方々のことや、残された方々のことを考えると、このような話は不謹慎の誹りを受けるかも知れない。しかし、あの震災が起きたのは理由があり、その警告もあったのに、それを真摯に受け止め、修正できなかった自分達や日本という国の問題が別にあるので、あえてここに記しておこうと思う。
 日本の国の主宰神である天照大神からは、はっきりと日本人に対する天罰の警告と予言はあったのだ。前の年に政権を取った民主党という、神の存在よりもこの世の権力やお金の分配にばかり関心がある政党が日本で政権を取ったらどのようなことが起きるか。間違った方向に行こうとしている子を叱る親の悲しみはいかばかりか。

 物事の全体像がはっきりするのは、もう少し時間が掛かるかも知れない。ただ日本や世界には大きな希望があり救いがある。同時にそれが世に出られない苦しみもまたあるのだ。
 

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