SSブログ

アマビエ展作品その1 お札 [アート 文学 宗教]

 アマビエさんは、「疫病が流行するから、私の姿を描き写した絵を人々に早々に見せよ。」と伝えています。以下が原文です。

肥後国海中え毎夜光物出ル所之役人行
見るニづの如く者現ス私ハ海中ニ住アマビヱト申者也
当年より六ヶ年之間諸国豊作也
併病流行早々私シ写シ人々二見せ候得と申て
海中へ入けり右ハ写シ役人より江戸え申来ル写也

弘化三年四月中旬

(意味)

 肥後の国(今の熊本県)の海に、夜ごと光るものが現れるので、役人が検分に行ったところ、
 「われは海中に住むアマビエと申すものである。当年より6ヶ年の間は諸国で豊作がつづく。しかし同時に疫病が流行するから、私の姿を描き写した絵を人々に早々に見せよ。」
と予言めいたことを告げ、海の中へと帰って行き、役人はその姿を描いて江戸に送った。

熊谷お札01.jpg

 こちらは、アマビエ巡回展で良く売れている「疫病退散・豊穣招来」のお札です。
 作られたのは、長野県の飯田の熊谷正文さんというデザイナーでもあり画家さんでもある方です。
また、満園和久さんのお札も人気があります。こちらは、良く知られているアマビエの姿に似ているタイプです。養老の己書の方が書いたものも、とてもよく描けていて「これが500円!?」というものもあります。

KIMG3817s.jpg

 アマビエは、江戸時代後期に製作されたとみられる瓦版に類する刷り物に、絵と文とが記されています。ちなみにアマビエのビエはヒメ、すなわち姫のことで、アマは天のことです。
 アマビエとは、アマヒメ(天姫)、すなわち「天から来た姫」を意味します。天という文字は、日本神道では宇宙由来の神霊を指すことでもあるようです。また男の場合はアマ彦(アマビコ)になります。
 個人的にはアマビエは「天姫海神」(アマビエ海の神)みたいな名称が合ってるかなと思ってます。



アマビエお札(小)¥500 (大)¥1,000--

https://elart.easy-myshop.jp/c-item-detail?ic=Ama_fdkum01



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。